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歯周病検診

昨日のブログで、健診と検診についてお話ししました。 みなさんは、健診や検診を受けたことがありますか? 職場や学校などでの集団健診は、半ば強制的に実施され受診されたことのある方が多いと思われます。 検診の代表的な各種がん検診も欧米ほどではないにしろ、昨今の「早期発見!早期治療!」の呼び声で増えてきているか、どうか…(すみません、詳しくないです(~_~;)) 蒲郡市では、平成23年度中に満40・45・50・55・60・65・70歳になる方を対象に「歯周病検診」を無料で実施しています。 対象者の方には、昨年の5月末にハガキが送付されています。 今回の対象者の場合、昨年の6月から始まり今年の3月末までの実施になりますので、まだな方はお急ぎください。 歯周病検診は、市内の各歯科医院で受けられます。 まずは専用の問診票を記入していただき、診察室にてお口の中の状態を確認していきます。 ◆歯の数は何本か? ◆虫歯の有無 ◆歯ぐきの状態はどうか? ◆歯みがきは上手にできているか? …それらを調べ、結果をお伝えします。 無料検診ですが、引き続き治療やクリーニングをやられる方がほとんどで、その分は保険診療となり自己負担金が発生しますので、ご了承ください(事前に意思確認はします)。 持ち物は、昨年の5月末に送付されたハガキ(紛失された場合は蒲郡市保健センターまでお電話ください)、そして保険証をお持ちになって来院ください。 前もって予約の際に「歯周病検診を受けたい」とお伝え頂ければと思います。 歯とお口の健康を保つために歯周病検診を受けましょう♪

医歯薬連携事業その4~健診と検診の違い

医歯薬連携事業の口腔管理医療連携モデル事業研修会でのお話しを連載しており、今回で4回目になります。 みなさん、健診って受けたことがあります? では、検診はどうですか? 医科でも歯科でもともに健診・検診はよく行いますが、みなさんこの「健診」と「検診」の違い、わかりますでしょうか。 健診は、健康診断の略で、総合的に診て健康であるかどうかを確認するものです〔health check-up〕。 検診は、特定の病気を早期に発見するために行うものです〔screening〕。 例えばがん検診などが挙げられ、健康診断とは目的が異なります。 ですから、健診でがんが発見されることは難しいことのようです。 虫歯を指摘した際、時々「学校の健診(検診)で虫歯ないって言われたんですけど…」とおっしゃる患者さんがおられますが、職場や学校等で行われる集団健診(検診)は十分な環境状態で診られるわけではありません。 普通の椅子に座った状態で、不十分な明るさの中で診ていきます。 ある程度の虫歯は見つけられますが、小さな歯と歯の間にあるような虫歯は見つけられないことも多々あると思われます。 ですから、あくまでも簡単な指標としてお考えください。 健診とはそういうもの、検診とはこういうもの、とご理解いただければと思います。

オーバーブラッシング

こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 みなさん、「オーバーブラッシング」という言葉を知っていますか? オーバーブラッシングとは、お口の中を磨き過ぎて起きます。 強い力や大きなストロークで磨いてしまうと、歯ぐきに傷がついてしまいます。 こちらの写真のOさんは、いつも歯ブラシ・歯間ブラシ・ワンタフトブラシを使用し、きれいに磨かれています。 オーバーブラッシング この写真の部分(左上)が気になり、念入りにやりすぎてしまったようで傷になっていました。 上の写真の拡大 このように傷になっている時は、傷の状態にもよりますが、数日はその部分に歯ブラシをあてないようにするか、ワンタフトブラシで傷のある歯ぐきにあたらないようにして、歯だけを磨いてください。 私見ですと…真面目で一所懸命な方にオーバーブラッシングが多いように思われます。 歯みがき指導する際「あまり力を入れず(特に男性)、細かく動かしてください。」とお話しすることが多いのですが、多くの方がご自宅ではついつい力が入ってゴシゴシ磨き、結果、傷をつけてしまっているようです。歯ブラシの毛先が広がっていても傷をつけやすいので、早めに新しい歯ブラシに交換してください。 オーバーブラッシングが続くと、歯肉退縮(歯ぐきが下がった状態)が起きます。 (※歯肉退縮は主に歯周病の進行によってみられます。) 磨き過ぎて、歯ぐきが下がるのも悲しいですよね。 力加減、動かす大きさ、歯ブラシの広がり具合などを、今一度チェックしてみてください。