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先日テレビ番組で『TCH』というのが話題になっていました。
TCHは、慢性的な肩こりやあごの付け根が痛くなる顎関節症の原因というお話でした。
この手の健康情報番組は毎回、大げさな演出で「あの時ちゃんと病院に行き、治療すれば助かったのに」みたいな最悪なパターンの再現ドラマが多く、正直辟易しますが…(~_~;)
名医といわれる大学の先生が解説されるには…
歯ぎしりや食いしばるとも違い、無意識に上下の歯が軽く触れている程度の状態が『TCH(Tooth Contacting Habit)』直訳すると「歯を接触させるクセ」。
通常、口を閉じている時は上と下の歯は離れているのが普通です。
軽く触れている状態でいると、あごの付け根の顎関節に長時間負担をかけ、かむ時に使う咬筋が緊張状態に陥り疲弊してしまいます。
その咬筋が疲弊することにより、その近くにある首回り・肩周辺の筋肉を強張らせ、結果→肩こりになるわけです。
この状態は、パソコンなどで集中して仕事をしていたりするとなりやすい、とのことでした。
名医いわく「歯ぎしりや食いしばりとも違う」そうですが、かよ歯科クリニックで配布している『歯ぎしり・噛みしめ』もほぼ同様の内容になり、同じ治療法の記載もあります。
ご関心のある方は是非ご覧いただければと思います。
先日の日曜日にデンタルショーに行ったことをブログでも書き込みました。
翌日の月曜日に前日立ち寄ったブースの業者さんが、わざわざ来院して試供品やパンフレット等持ってきてくれましたので、ご興味のある患者さんにお渡し出来たらなと思います。
「だ液のパワーに着目!新発想のオーラルケア製品『バイオトーン』」ということで、いわゆるドライマウスの方にご使用をおススメしています。
ドライマウスとは、だ液の分泌量が減って口の中が乾燥し、食べ物が飲み込みづらくなる・口の中がネバネバする・口臭がきつくなる・話しにくくなるなどの不快感が慢性的に続く症状です。
だ液の分泌不足により、だ液が本来果たしている自浄作用が働かず、口臭の原因になったり、口内炎や虫歯・歯周病などにかかりやすくなる場合もあると言われています。
ドライマウスの原因としては、加齢・薬の副作用・ストレス・口呼吸・糖尿病・喫煙などが挙げられます。
パンフレットにはドライマウスかどうかのチェック項目もありますので、心配な方はご覧いただければと思います。
また、だ液の働きについての記載もあります。
だ液は99%以上が水分、残りの1%ほどに抗菌・免疫・消化などに関わる重要な成分を含みます。
口の中を潤すだけでなく、お口の中の細菌の増殖を抑え、口臭・虫歯・歯周病などさまざまなトラブルから私たちを守っています。
健康な成人は、1日あたり平均1.0~1.5Lと大きなペットボトル1本くらいものだ液を分泌しているそうです(@_@;)
だ液の分泌は、一般的に夜になると減少するので、だ液の作用とその機能も低下するため、お口の中の細菌は増殖しやすくなります。
だから、夜寝る前のケアは特に重要なのですね!
今、かよ歯科クリニックの待合室の受付前にパンフレットおよびサンプルが置いてありますので、ご興味のある方にご使用いただき、みなさんの声が聞けたらと思います。(それによって常時置くか検討します(^_^;))
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
以前ブログでご紹介した、昨年11月から始まった『はつらつ健康教室』が終了するのにあたり、今回もお口の機能を診ました。
健康教室を行う前と後とでは、どのくらいの変化があったか比べます。
楽しく、熱心に健口体操をやっていらっしゃった方が多く、やっていただいた方はその効果がみられました。
例えば、口の中の乾燥はだ液腺マッサージを重点的にやってもらいました。
このマッサージの意味やだ液の役割も覚えてもらい、テレビを観ながらだったり、毎朝目覚めて布団の中でやられた方もいらっしゃって、「だ液が出るのがわかるわ~」と喜んでいただきました。
口輪筋(口の周りの筋力)が劣って食べこぼしをしていた方も、口輪筋を鍛える体操を続けてもらい、水を口に含んでブクブクしても漏れなくなり、しっかりと結果が出ていました。
参加者の皆さんには、教室が終了しても続けてもらうようお願いしました。
健口体操は、口から食べて飲み込むまでの一連の当たり前の動作ですが、加齢と共に劣ってしまう方が多いのが現実です。
お口の健康は全身の健康へとつながります。
いつまでもお口を健康に保ち、元気でいたいですね。