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今さらですが…(^_^;)

今日は冬本番な寒さですね! でも太陽がさんさんと差し込む診療室はポカポカと暖かいです(*^_^*) 開業して8か月が過ぎようかという頃ですが、愛知県歯科医師会が発行する愛歯月報に開業のご挨拶を記載させていただきました。 愛歯月報 次号の新年号にも辰年の代表に選ばれてしまったので、そちらでも載ります(正直、連投なのでひんしゅくを買うのでは…と心配しています(-_-;))。 患者さんひとりひとりの診療計画を考えていくと、「ああ~、もう年末なんだな」と実感します。 お正月前までにここまでやる、年末は忙しいので区切りのいいところまでやって等々、技工所さんの休暇も考えながら計画します。 そうやって考えると、今年も残りわずかですね。 お正月の前にはクリスマス…(そのちょっと前に自分の誕生日も(~_~;)) クリスマスアレンジ ↑かごや細かな飾り物を買って、自分でアレンジしてみました~♪

酸で溶ける歯

こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 先日、名古屋で歯科衛生士を対象とした勉強会があり、同僚のかよ歯科クリニック歯科衛生士・牧原と共に参加させていただきました。 本を出版している有名な先生方の講演もあり、その中で『酸蝕歯』のお話がありました。 皆さん、『酸蝕歯』という言葉を聞いたことありますか? 虫歯は虫歯菌が作り出す酸によって歯が溶けてしまうのですが、酸蝕歯は酸性の食べ物や飲み物で歯が溶ける状態をいいます。 歯が溶ける濃度は、ph値5.5といわれています。それより酸性度が強いと(ph値が低ければ低いほど)歯が溶けることになります。 講演の中で実例にあげられた健康志向の高い患者さんは、健康のためにクエン酸を薄めて毎日2リットル飲用していたそうです。 クエン酸の効能は、疲労回復・血流を良くし高血圧・頭痛改善と確かに体に良さそうです。 しかしph値3以下で、かなり酸性度が強いことになります。 これを食事や間食の合間に飲んだらどうなるでしょうか? 常にお口の中は酸性に傾いたままです。…ということは、酸によって歯が溶けていくのです。 他の実例では、以前から歯みがき時に歯ブラシ・歯間ブラシ・ワンタフトブラシなど、約6種類の清掃器具を用いて、お口の清掃状態も良好な患者さんですが、ある時から酸蝕歯が見られるようになりました。 原因を探ると『強酸性水』を使い洗口するようになったことのようです。強酸性水は殺菌作用がありますが、ph値は2.7以下になります。 このように体にいいことでも、高頻度に摂取すると歯には悪影響を及ぼすことがあります。 他の食物や飲料ではどうでしょうか? レモン ph2.1 / グレープフルーツ ph3.2 / スポーツドリンク ph3.5 コーラ ph2.2 / 黒酢 ph3.1 / ビールph4.1 / 柑橘系サワー ph2.7 ‥等 水分補給に飲むスポーツ飲料、ビール・サワーで晩酌なんてことは通常のみなさんの生活においてもよくあることかと思いますが、これらも酸蝕歯に注意する必要があるのです。 上記のような酸性度の強い物を飲食した後は、水で口をすすいだり、お茶を飲むようにして、お口の中を中性に戻すことを心がけましょう。

舌のしたの…

先日、かよ歯科クリニックにお電話で問い合わせがありました。 若いお母さんの声で、我が子を心配に思っての内容でした。 産まれて初めての集団検診、4か月健診で「舌小帯がくっつき過ぎてるから、早めに切った方がいい」と言われたそうです。 おしゃべりするようになる前に切った方がいい、くっついてるとその練習もできない…というような話をされたそうです。 舌小帯とは、舌の下にある筋になります。この筋がしっかり付いている状態で、いわゆる舌足らずなしゃべり方になってしまうことです。 そのような方は「あっかんべ~」のように舌を前に出した時に、舌の先端が引きつってハートを逆さまにしたような形になります。 ですが、話を聞くと4か月の赤ちゃんです。特に母乳やミルクを飲むのに支障をきたすことはないそうです。 本当に切らなければいけないんでしょうか? この舌小帯は放っておいても成長と共に変わっていくこともあり、また今現在なんの支障もなくスクスクと成長中の4か月の乳児に施す必要性が感じられません。 言葉をしゃべりはじめ、「ら」の発音が言えるくらいの年齢(園児くらい)になった頃に発音障害(専門的には構音障害といいます)がある場合は、小帯切除をおススメします。 以前ブログでもご紹介した上唇小帯の切除同様、とても簡単な手術になります。 舌小帯の異常は発音障害だけでなく、歯みがきの際に筋が邪魔をして汚れが残ってしまう・筋に引っ張られて歯槽膿漏にもなりやすい等も考えられます。 お母さん、これからも可愛い我が子を大切に育ててくださいね~(^_^)