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ときどき「親知らずを抜いた方がいいですか?」と患者さんから質問を受けます。
その場合、その患者さんのお口の状況や親知らずの生え方によって、抜歯か現状維持をお答えします。
最近の日本人はあごが小さく、親知らずがまっすぐ生えずに斜めに生えたり、一部歯肉に埋もれていたりしている方が増えています。
また、なかには親知らずそのものがない方や全て埋もれた状態の方もいらっしゃいます。
親知らずは一番奥に生えている歯なので、歯ブラシも届きにくく食べかすがつまり炎症が起きやすいので、ブラッシングの指導を受けてきれいに磨けるようになるといいですね。
きちんと生えている方にとっては決して悪いものじゃないので、親知らずを可愛がってください(^_^;)
ただ、まっすぐ生えていないトラブルの多い親知らずは、抜歯をおススメします。
以前年配の方から、親知らずの抜歯で麻痺が残ったという話を聞いたことがあります。
そのように親知らずの抜歯には、トラブルを抱えることをこれまで見聞きしてきました。
年齢と共に全身状態が衰え、糖尿病・高血圧などの症状があると、抜歯後の治りも遅くなります。
状態が悪い親知らずの場合、若く元気なうちに抜歯した方がいいでしょう。
歯科口腔外科を謳っている自分としては「親知らずの抜歯」は楽しみな治療の一つです。
親知らずの抜歯となると、市民病院でしかできない!でも平日は仕事だ(-_-;)休んで行くのは気が引けるorめんどくさい…なんてお思いの方がいらっしゃるかもしれませんが、そんな時は土曜日もやってる当院かよ歯科クリニックをご利用ください。
※ただし状況によっては大きな病院で抜歯されることをおすすめすることもあります。