当院の注射事情 こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 前回、我が子の上唇小帯の切除についてのお話の中で、息子が「麻酔が全然痛くなかった」と言ってたことを書きました。 やはり皆さんは「麻酔=すごく痛い」というイメージをお持ちではないでしょうか? でもなぜ今回、うちの息子は麻酔が痛くなかったのでしょうか? 実は、かよ歯科クリニックではお子さんだけに関わらず、大人の方も麻酔をする際に表面麻酔をしています。 注射針を刺す箇所に表面麻酔をすると、針が入った時の痛みが軽減されます。 また注入する麻酔液も人肌に温めてあるため(カートリッジウォーマー)、体温に近い分痛みも少なくなります。 そして、極力ゆっくり注入していくので、あまり痛みを感じずに麻酔が終わります。 (希望されれば、電動注射器の利用も可能) だから、「えっ?!麻酔したの?」と驚かれる患者さんが多いのです。 上記に挙げた以外で、あとはかよ先生のテクニックでしょうか?(*^_^*) 注意してるテクニックや秘訣はあるそうですが…秘密だそうです。 ご自分で虫歯があるとわかっていても、痛いのが苦手でなかなか歯科受診できない方、抜歯など手遅れになる前に、かよ歯科クリニックにご来院ください。
もしも歯が抜けたなら… 先週の9月9日は「救急の日」でした。 この日を含む1週間は「救急医療週間」と言われています。 歯科で救急なんて関係ないかと思われるかもしれません。 私自身は医科大学病院の救命救急外来にて研修を受けた経験もあるので、たくさんの緊急を要する症例を診てきました。 一般の歯科医院に勤務していたころの話です。 お昼休憩中に1本の電話が入りました。 「子供が転んで、歯が抜けてしまった!」とのことです。 年齢、抜けた歯があるかどうかを確認し、小学校4年生のお子さんで、上の前歯の永久歯が抜けたとのことでした。 抜けた歯は口の中に入れるか、生理食塩水に浸して持ってくるといいのですが、出先であり患者さんは小学生でしたので口に入れてるうちに飲み込んでしまうことも考えられため、「牛乳に漬けて持ってきてください」とお願いしました。 30分後、お母さんに連れられて患者さんのお子さんが来院しました。 早速麻酔をして、抜けた歯を再植出来るように処置しました。 その歯を戻し、両サイドの永久歯と固定し、硬いものを噛まないように指示し帰宅させました。 1ヶ月後には、感染もなく固定状態も経過良好にて、両サイドとの固定も除去し、治療を完了しました。 このように転んだりして抜けてしまった場合は、 ・自分の口の中に入れる ・生理食塩水に浸す ・牛乳に浸す このいづれかで保存して、早急に口腔外科の歯科医院(もちろん、かよ歯科クリニックもOKですよ)までGO!です。 ただし1回抜けた歯は、何年か後に異常をきたすことがあるので、定期検診を受けるなど注意が必要です。 また、虫歯や歯周病で抜けたなんて場合は戻ることはできませんので、ご了承ください(~_~;)
息子の上唇小帯切除体験談 こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 前にこちらのブログに上唇小帯の切除について掲載されていましたが、今回は、我が子(7歳)の上唇小帯のお話です。 うちの子は幼い頃から歯科検診のたびに「上唇小帯が長いね」と言われ続けていました。 私から見ても自然に退縮するには無理かなとわかるくらい、筋がしっかりしていました。 以前、小児歯科の先生にも「切っても元に戻る可能性もあるので、上の前歯の永久歯が生える頃に考えればいいよ」と言われ、7歳の今までそのままでした。 ある日、上の前歯(乳歯)がグラグラし頻繁に指や舌で触り、食事もしづらくなってきたので「歯医者さんで抜いてもらおうか?」で、かよ歯科クリニックに来院。 本人は乳歯を抜くだけのつもりが、私の希望で「麻酔するついでに上唇小帯も切ってください」と、かよ先生にお願いしました。 どうせ近々切らなきゃいけないので、一度の麻酔で済む方が本人も辛くないだろう…という親心(~_~;)本人は「?じょうしんしょうたい?」でした…(笑) かよ歯科クリニックに行くまでは「麻酔嫌だな(-_-;)」と言ってました。 前に他院で麻酔を打った際に、相当痛かったらしく恐怖症気味の我が息子。 しかし、いざ始めると痛がる様子がありません。 滞りなく乳歯の抜歯、上唇小帯の切除も終わりました。 あんなにビビってたのに「うちの子強くなったのかしら?」なんて思いつつ…帰りの車中で息子が言うには「麻酔全然痛くなかったよ。いつ注射したのかわからんかった!」と。 本人は上唇小帯を切除したことすらわからず、終わってしまっていたのです(~_~;) これまでにも当院にて「麻酔が痛くなかった」「麻酔されたこともわからなかった」とおっしゃられた患者さんがいらっしゃったことを思い出しました。 その後、自宅に着き息子は鏡を見て「なんで糸がついてるの?」と、上唇小帯を切除したことすらわからずにいる様子でした。 『筋を切って、糸で縫う』というと大変そうに感じますが、痛みもほとんどなくできることをおわかりいただけましたでしょうか?