その他
暖かい日差しの中、本日も診療しております(^_^)
あと、ひと月で開業して1年が経つかよ歯科クリニック。
当院でも開業当初から患者さんのご希望に添って、保険診療外の自費治療も行ってきました。
歯科治療の保険診療外である自費治療は高い!というイメージが強いかと思います。
通常の保険診療ももちろんですが、この自費治療でかかった金額が一部戻ってくることがあります。
それが確定申告の医療費控除です。
納税者本人か、または生計をともにする配偶者やその他の親族のために医療費を支払った場合には、医療控除が適用されます。
《控除の対象になるもの》
1. 医師、歯科医師による診療・治療(歯列矯正やインプラントも認められます)
※金やセラミックを使った自費治療の費用も控除の対象になります。
2. 治療・療養のための医療品
3. 通院費・医師の送迎費など(日時、経路のメモが必要。タクシー代は必要性がある場合に限られる)
4. 治療のための、あんま・マッサージ、指圧師、はり師、きゅう師、柔道整復師などによる施術。
5. 保健婦、看護婦、または准看護婦による療養上の世話。
6. 5以外で療養上の世話を受けるために、特に依頼したもの(付添婦など)
7. 助産婦による分娩の介助、新生児の保健指導。
8. 入院の部屋代、医療用器具などの購入代
9. 自己の日常最低限の用をたすために必要な義手、義足、松葉杖、補聴器などの購入代。
10. 身体障害者福祉法などの規定により都道府県知事などに納付する費用のうち、医師などによる診療等の費用。
11. ストーマ用器具に係わる費用。
12. 温泉利用型健康増進施設の利用料
13. 指定連動療法施設の利用料金
《控除の対象にならないもの》
1.スタイルをよくするための整形手術(美容整形)
2.人間ドッグの費用
3.健康増進、病気予防の目的の医療品
4.メガネの購入代
※予防や美容目的の場合は控除の対象にならない
その年に支払った医療費の総額 ― 保険金などで補てんされる金額 ― 10万円 = 控除額(最高200万円)
となります。
確定申告ですが、一般の申告・納税は今週の木曜日15日までとなりますので、領収書を持ってGO!です。
詳細はお近くの税務署までお願いしますm(_ _)m
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
先日の日曜日に愛知県歯科衛生士会主催の講演に行ってきました。
講演会のタイトルは『がん治療、口から食べて人間らしく乗り切りたい!』です。
以前、院長のかよ先生の書いたブログで、がん治療は多職種との連携が必要というお話がありました。
その多職種の中に歯科衛生士の役割もあります。
(かよ先生の内容と重複している点もありますが、ご了承ください)
がん治療には、手術・抗がん剤・放射線治療があります。
抗がん剤や放射線治療はがん細胞の攻撃だけでなく、体内の正常な細胞にもダメージを与えてしまいます。
粘膜の上皮細胞は細胞の生まれ変わりが活発なため、治療による障害を受けやすく、副作用として口内炎が起こりやすくなります。
また、唾液腺の障害も起きて、唾液の分泌が低下し、口腔内の乾燥や粘膜の荒れもみられることも多いです。
唾液の分泌が低下すると細菌も増殖しやすくなり、細菌が増殖すると…①口の中がネバネバして気持ち悪くなる・②味が伝わりにくくなる・③誤嚥性肺炎を起こす・④口内炎が悪化する…など、お口のトラブルで食べることができなくなると栄養状態が悪くなり、体力が低下して治療が思うように進まなくなります。
口の中を清潔に保つことで、口の機能回復と低下を防止して、口から食べることを円滑に進める手助けになっていくのです。
歯科衛生士は、お口のケアをお手伝いします。
がん治療を始める前に、歯周病や虫歯の治療を済ませておくことは、実はとても大切なことなのです。
そのような場合も、ご相談いただければと思います。
全国的にどしゃぶりの雨のようですね。
風も強く、まるで台風のようです(~_~;)
さて今日こんなニュースを目にしました↓
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『ビタミンE過剰摂取で骨減少=ネズミで確認、人の調査必要―慶大など』
マウスやラットにビタミンEを過剰に摂取させる実験を行ったところ、骨が減ってもろくなる骨粗しょう症になったと、慶応大や東京医科歯科大、大阪医科大などの研究チームが4日付の米医学誌ネイチャー・メディシン電子版に発表した。
ビタミンEは植物油やマーガリン、アーモンドなどに多く含まれるが、通常の食生活で過剰摂取になることはない。しかし、細胞レベルの抗酸化作用が知られ、美容や老化防止に役立つとしてサプリメントの人気が高い。サプリメントを多くのんでいる人の集団で、骨量に影響がないか調べる必要があるという。
厚生労働省の食事摂取基準では、ビタミンEの大人の目安は1日7ミリグラム程度で、上限は同800ミリグラム。米国では上限が同1000ミリグラム。
慶応大医学部の竹田秀特任准教授らは、大人の摂取上限量をマウスやラットの体重に合わせて換算し、毎日餌に混ぜて2カ月間与えた。骨は破壊と形成を繰り返して維持されるが、2カ月後には骨を壊す破骨細胞が大きくなって骨量が減り、骨粗しょう症になった。
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以前こちらのブログでも歯と骨の関係・続・歯と骨の関係・続々・歯と骨の関係などとしつこいくらいにお伝えしたように歯科治療において骨の状態は重要です。
現段階ではマウスでの結果ではありますが、健康に!と思って取っていたサプリメントが害になるという可能性があります。
ただし記事にもあるように、通常の食物での摂取では過剰摂取になることはありませんので、ご安心ください。