上唇小帯 本日18日は木曜日ですが、かよ歯科クリニックは診療を行っております。 前歯の付け根(歯ぐき)から上唇の内側、中心にある筋が”上唇小帯”といいます。 この筋が強く張っていると、成長とともに上前歯の中心が開いていってしまうことがあります。 そうなると、場所が口の真ん中(前歯と前歯の間)のため、笑ったりおしゃべりしたりしてもよく目立ちます(いわゆる”前歯すきっ歯”な状態)。 また、上唇小帯が立派すぎて、歯みがきの際に邪魔になってうまく磨けず、前歯が虫歯になってしまうこともあります。 小学校入学前後あたりで一度チェックして、気になるようでしたら麻酔をして切開します。 麻酔後↓ メスを使って切開し縫合するのですが、今回はレーザーの利用を希望されたので、レーザーを使用しました。 (レーザーの適用は状態によります。) 歯の付け根から、しっかり張っている筋をレーザー照射で焼き切っていきます。 術後の痛みはほとんどありませんが、念のため痛み止めも処方します。 1週間後、痕はほとんど残らずきれいですね。↓ これから徐々に前歯の開きが閉じていくことになるはずです。 今回のお子さんは7歳になりますが、保護者の希望によっては怖がる意識のあまりない時期に早々にやってしまうこともあります。 気になったら、ご相談くださいね。
8020運動 こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 みなさん、“8020”って聞いたことありますか? 8020運動とは、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」をスローガンに1989年から推進している運動のことです。 では、永久歯は何本あるかご存知でしょうか? 永久歯は、親知らずを除いて28本あります。 これが20本以下になると食べ物を噛む能力が著しく低下していきます。 噛んで食べることで五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)が刺激され、脳全体を活性化します。 その刺激は、胃や腸にも伝わり消化吸収を助けます。 つまり、お口の健康は身体の健康に繋がるのです。 やはり80歳で20本以上歯が残っている方は、お元気な方が多いように思います。 みなさん、8020を目指して、お口のケアを一緒にがんばりましょう! 歯は健康のバロメーター いくつになっても素敵な笑顔でいられますように…
唾液パワ~! こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 今回は、意外とすごい唾液のパワーをお話しします。 唾液には、 ・抗菌作用 … 細菌の増殖を抑える ・自浄作用 … 汚れを洗い流す ・緩衝作用 … 口の中のpHを元に戻す ・再石炭化作用 … 溶けだした歯を唾液の力で自然修復する などの効用があります。 他にも食べ物の消化を助けたり、歯周病や口臭の予防効果もあります。 驚くことに、がん予防の効用もあると言われています。 しかし、加齢やお薬の影響で唾液の量は減り、かんだり飲み込んだりが辛くなり、味覚が鈍ることがあります。 入歯の入っている方は、入歯の安定が悪くなります。 唾液を出すには、水分をしっかり取って、よくかんで食べることをおススメします。 また唾液を増やすのに、唾液線へのマッサージも効果がありますので、希望されればご指導いたします。 唾液パワー、わかっていただけましたでしょうか?(^_-)―★