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予防

フッ素の濃度や回数

こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 以前こちらのブログでもフッ素についてお話をしましたが、先日子供のお友達のママからフッ素について相談を受けました。 今日は、フッ素の濃度や塗布回数について、もう少し詳しくお話します。 その方のおっしゃる内容は、いつも定期的に通っている歯科医院に受診した際に「保育園でフッ素洗口している」と話したところ、「どのくらいの濃度で実施しているか聞いてきて。それがわからないからここではフッ素塗るのをやめておく」と言われたそうです。 早速、保健センターの歯科衛生士さんに詳細を伺いました。 蒲郡市の保育園や小学校では『オラブリス』というフッ素を450ppmの濃度にして週1回洗口しているそうです。(自治体によって薬液や濃度、塗布回数は異なるかと思われます。) 歯科医院で販売している歯みがき剤では、フッ素濃度950ppmの商品もあります。 かよ歯科クリニックでも販売しているライオンのチェックアップシリーズも全て950ppmになります。 歯みがき剤 薬事法で歯みがき剤のフッ素配合は、1000ppm以下と決められています。 このくらいの濃度だと、毎日使用しても問題はないため、保育園や学校でフッ素洗口していてもプラス歯科医院でのフッ素塗布を行うことは大丈夫です。 ちなみに歯科医院で行うフッ素塗布の濃度は、9000ppmになります。 このことを調べてお友達のママに伝えたところ「ありがとね」と喜んでくれましたが、私自身もいい勉強になりました。 このように、ちょっとした疑問や質問等ありましたら、お聞きください。 私自身がわからないことであれば、早急に調べてお答えするようがんばります(*^_^*)

DNAの仕業?!

先日、小学校低学年のお子さんを持つお母さんから「子供の口臭がすごく臭いんです~」とお話しがあり、来院いただきました。 一般に口臭の原因は、お口の中のプラーク(細菌の住みか)などから発生するガスによることが多いです。 例えるなら…夏場にごみ箱に生ごみを入れて蓋をして放置したものを、再び蓋を開けたら…とご想像いただければ(~_~;) それ以外だと内臓疾患で、胃や肝臓に関わる疾患や糖尿病などが口臭の原因の場合もあります。 また虫歯だったり、歯の根っこに細菌が繁殖して臭うことも。 さて、お母さんが「ものすごく臭いんです~~」とおっしゃられたお子さんを受診しました。 特に虫歯もなく、お口の中の衛生状態も特別ひどいわけではありません。 意外とこれくらいの年齢のお子さんは口臭があることがあります。 小学生くらいになると、親御さんも歯みがきをお子さん任せにされている場合が多いかと思われ、みがき残しもあり口臭の原因になることが多いように思います。 でも、そのお子さんの口臭はほとんど気になりませんでした。 臭くないのに「臭い」と感じることは、もしかするとお母さんとお子さんのDNAの仕業かもしれません。 人間は自身のDNAとかけ離れたDNAを持つ人に魅かれるそうです。 例えばAさんの体臭をかいで、Bさんは「いい匂い(#^.^#)」と感じ、Cさんは「うわーくっさ~(>_<)」と感じる。 AさんとBさんのDNAの構造がかけ離れていて、AさんとCさんのDNAの構造は近い。 なんで私あの人に魅かれるのかしら?という原因はDNAのせいとも言われています。 その逆のAさんとCさんはDNAの構造が近く、無意識に反発しあう関係ということのようです(これは近親同士による出産が劣性遺伝子を引き継ぐ可能性が高くなることとも関係がありそうですね)。 そのようなことから自分のDNAをしっかり受け継ぐお子さんに、お母さんは「臭い!」となってしまうのかもしれません。 また、同じお子さんでも父親のDNA構造に近ければ、お母さんは「いい匂い」となることでしょう(#^.^#) ただしこの話し、しっかりとした学説は知りませんのでご了承くださいm(__)m

食生活の変化で…

あけましておめでとうございます、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 みなさん、どんなお正月を過ごされましたか? 我が家は、年越しに竹島へ初詣に行ってきました(蒲郡市民の定番?)。 シチューやおでん、牛スジなどの接待もあり、美味しくいただきました(#^.^#) そして、毎年主人の母が作ってくれるお節料理が新年の始まりです。 たつくり・栗きんとん・昆布巻・はぜの甘露煮など全てが手作りです(写真撮っておけば良かった(~_~;))。 今はスーパーなどでも簡単に手に入りますが、私はこの手作りのお節料理を引き継いでいけたらなと思っています。 今と昔、食文化も随分変化したと言われています。 そのため現在では、食事にかかる咀嚼(そしゃく=かむ)回数や時間が減っています。 昭和のはじめが1度の食事で、約1420回噛み、約22分かかっていたそうです。 現代では1度の食事で、約620回噛み、約11分と、昭和初期の半分くらいなのです。 ちなみに弥生時代は約3990回噛み、約51分!(@_@;) 以前もこちらのブログでお話ししましたが、噛むことであごの力がつき脳が活性化され、唾液量も増えて消化吸収を助けます。 現代っ子のあごは小さいと言われますが、食べ物の変化(あまり噛まずに食べられる物を好む傾向)も理由の一つだと思われます。 みなさん、お食事では少し噛みごたえのある食材を加え、よく噛んで食べましょう。 そして、いつまでも食べられる喜びを感じていただけるように! 今年も皆さんのお口のケアに努めてまいりますので、よろしくお願いします。