大切な永久歯 こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 私は、6歳臼歯(第一大臼歯…中心から数えて6番目の歯です)の生えている小学1.2年生くらいのお子さんに歯みがきの指導を行う時に「自分の口の中で大人の歯はどれかわかる?」と質問をします。 すると、ほとんどの子が生え変わった前歯を指さします。 「他には?」と聞くと、皆一様に首をかしげます。 子供たちにとっては、生え変わる前歯は永久歯(大人の歯)という認識があっても、乳歯の歯列の奥から新たに生える6歳臼歯は永久歯という認識がないようです。 私の息子が1年生の時、授業参観で保健センターの歯科衛生士さんがいらっしゃって、1年生の子供たちにもわかりやすいように、歯の大切さや6歳臼歯の磨き方などを指導してくれました。 その後、息子にも冒頭の質問をしたら、しっかり6歳臼歯を指さしました。 その時に教わった王様磨きと名付けられた磨き方(横から歯ブラシを入れて磨く方法)を今もやっています。 かよ歯科クリニックでも、年齢や個々に応じた歯みがきの指導をしています。 歯みがきでお困りごとがございましたら、ご質問くださいね。
高校生の学校歯科健診 昨日の木曜日、かよ歯科クリニックはお休みでした…が、私自身はお仕事でした。 本年度、大塚町にある愛知県立蒲郡東高校の学校歯科医に任命され、昨日はこの春入学したばかりの高校1年生の歯科健診を行いました。 まず蒲郡東高校が想像以上に山の中にあったので、驚きました。 三河大塚駅から緩やかな坂道を登っていくので、学生さんたちの足腰が強くなることでしょう…と思いつつ(^_^;) イメージ通りに悪童など見かけませんので、スムーズに診察できましたが、さすがに一気に一学年全員なので終わってから腕がだるいこと! もちろん歯科用の診察台があるわけではないですし、自分で用意したコンパクトな手持ちのライトを駆使して、という限られた状態の中での診察になります。 以前にもお話ししたことがありますが、職場や学校などの集団歯科健診は精一杯診ても、どうしても普段の院内の診察とは異なります。 さて、高校生のお口の中を覗いて見て、みなさん虫歯は少ないようでしたが、全体的にプラークや歯石などの汚れが目立ちました。 高校生くらいになると、どうしても親が口の中まで管理しきれないせいもあってか、汚れがちなのでしょう。 まあ、高校生にもなって「歯を磨きなさい!」と親に言われるのも恥ずかしい話だとは思います。 あと気になったのが、生えるべき永久歯が生えていない学生さんがちらほらいたこと。 通常の診療でも年配の方では見かけませんが、若い方で乳歯が残っている方が多いです。 人類が進化しているのか退化しているのか…
赤く染まった歯(-_-;) こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 昨日、蒲郡市内の小学校は入学式&始業式でした。 かよ歯科クリニックでも春休み中はお子さんたちが、午前中や午後の早い時間帯で診察を受けに来院されていました。 定期検診にいらっしゃると、虫歯がないかチェックするだけでなく、汚れや歯みがきの様子もチェックしています。 その際、染め出し液を使います。〈上:塗布前…どこに歯垢がついているかわかりにくいです。 / 下:塗布後…塗布直後。この後にお口の中を軽くすすぎます。ちなみに液はいちご味なんですよ♪〉 染め出し液を歯に一面塗り、口を軽くすすぐと、歯垢が残っているところが濃い赤に染まります。 歯垢は歯と同じような色でわかりにくいですが、これを使うと鮮明にわかります。 〈塗布し軽くすすぐと…。歯の舌側や歯ぐきや歯と歯の間に歯垢が!!〉 この赤くなった部分を鏡を見ながら、歯ブラシで落とすように練習します。 それでも小さなお子さんは全てを落とす(きれいに磨く)のは難しいため、親御さんにも確認していただき、1日1回仕上げ磨きされるようお願いしています。 染め出し液はドラッグストアでも購入できるので、ご自宅でもできますよ。 錠剤タイプは、かみ砕きながらお口の中に行き渡るようにします。 液体タイプは、綿棒につけて歯に塗るとやりやすいです。 (※ただし、服などにつくと取れにくいのでご注意ください) 塗布後、口を軽くすすぎ、どこに歯垢がついているか鏡を見ながら、汚れを歯ブラシで落としていきます。 いつも通りに磨いた後に、この染め出しをすると、いつも磨けていない所を確認することができます。 お子さんだけでなく、ご家族みなさんでチェックするのも面白いかもしれませんね。