予防
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
前回、ブラッシング(歯磨き)指導は何年経っても難しいというお話をしました。
しかし、ブラッシングに大事なのは歯磨きのテクニックだけではなく、その方にあった歯ブラシできちんと磨けているかということ。
おひとりおひとり口の中の状態が違うので磨き方の指導だけではなく、歯ブラシ選びもまたブラッシング指導のひとつなのです(・∀・)b
一般的によくみる歯ブラシよりも横幅の広い歯ブラシを見たことはありますか?
今まで、「小さめの歯ブラシをお使いください」と指導を受けてきた方も、たくさんいると思います。
しかし、ヘッド(毛束)の小さな歯ブラシだと汚れのつきやすい歯と歯茎の境目に上手にあてれない方もみえます。そんな方のためにオススメなのが、この大きめの歯ブラシ。
横幅が広いのでいつも通り、歯の上の方にあてても自然と歯茎の方までしっかりとあたるのです。
年配の方や手の不自由な方、握力があまりなくても持ちやすいよう握る部分が太くなっています。
このように、おひとりおひとりに合った歯ブラシを処方いたしますので、いつでもお気軽にご相談ください。
こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
先日、名古屋での勉強会に参加してきました。
今回学んできたのは『歯磨き指導について』。参加者は衛生士さんばかりでした。
5~6人のグループに分かれ、その中で実践・感想・改善点などを話し合い
その後みんなの前で発表するというものでした。
参加していた衛生士さんは、2~3年目の新人さんから20年くらいのベテランさんまでいましたが
ブラッシング指導の悩みはみなさんいろいろ抱えていました。
私も普段の指導時の「こんな時は・・・」などの疑問や悩みを講師の衛生士さんに相談してきました。
このブラッシング指導こそが とても難しいのですが、患者さんの口の中の状態を左右するといっても
過言ではないのです。
ブラッシング指導で、患者さんのモチベーションを上げることができれば、
口の中の改善や、虫歯や歯周病の予防、健康な口腔環境を保つことができますが、
そのモチベーションがなかなか上がらず苦戦することもしばしば。
おひとりおひとり口の中の状態や性格も違うので
ブラッシング指導は何年経っても頭を抱えるものなんですよ( •́ .̫ •̀ )
今週の木曜日、名古屋の愛知県がんセンターへ行ってきました。
ここのブログにも連載してきた医歯薬連携事業の口腔管理医療連携モデル事業研修会に補足される説明会に出席してきました。
私が医科大学病院に勤務している頃(およそ10年程前)は、口腔管理に対して重要視されていなかったことを覚えています。
歯科大学病院ではなく医科の大学病院なので、様々な医科の医局があります。
もちろん口腔管理に対して病棟によっては、医師によっては、協力的・積極的に行ってくれる方もいましたが、ほとんどの看護師・医師は「面倒だ」「そんなことまで手が回らない」と口の中のことなんて関係ないといった感じの態度で、がっかりすることも多々ありました。
今回の診療報酬改定で、国も口腔管理に対して「重要である」と認め、この事業で少なからず以前よりは多くの医療従事者が口腔管理の重要性を認識いただけるとうれしいです。
友人のお父さんに胃がんが発覚しました。
口腔管理の大切さをわかっている友人は、入院・手術までに時間があったので歯科の受診を勧め、お気に入りの歯ブラシをプレゼントしたそうです。
このように病院の医師から言われなくても、ガンと知ったら歯科を受診する方が増えるよう、一般の方々にも増々口腔管理の重要性が広まることを心から願います。
これまで口腔管理医療連携モデル事業研修会についてお話ししましたが、これはレベル1となります。
より詳しいレベル2が12月より開催されます。
参加することができたら、またお話しできればと思います。