先日、小学校低学年のお子さんを持つお母さんから「子供の口臭がすごく臭いんです~」とお話しがあり、来院いただきました。
一般に口臭の原因は、お口の中のプラーク(細菌の住みか)などから発生するガスによることが多いです。
例えるなら…夏場にごみ箱に生ごみを入れて蓋をして放置したものを、再び蓋を開けたら…とご想像いただければ(~_~;)
それ以外だと内臓疾患で、胃や肝臓に関わる疾患や糖尿病などが口臭の原因の場合もあります。
また虫歯だったり、歯の根っこに細菌が繁殖して臭うことも。
さて、お母さんが「ものすごく臭いんです~~」とおっしゃられたお子さんを受診しました。
特に虫歯もなく、お口の中の衛生状態も特別ひどいわけではありません。
意外とこれくらいの年齢のお子さんは口臭があることがあります。
小学生くらいになると、親御さんも歯みがきをお子さん任せにされている場合が多いかと思われ、みがき残しもあり口臭の原因になることが多いように思います。
でも、そのお子さんの口臭はほとんど気になりませんでした。
臭くないのに「臭い」と感じることは、もしかするとお母さんとお子さんのDNAの仕業かもしれません。
人間は自身のDNAとかけ離れたDNAを持つ人に魅かれるそうです。
例えばAさんの体臭をかいで、Bさんは「いい匂い(#^.^#)」と感じ、Cさんは「うわーくっさ~(>_<)」と感じる。
AさんとBさんのDNAの構造がかけ離れていて、AさんとCさんのDNAの構造は近い。
なんで私あの人に魅かれるのかしら?という原因はDNAのせいとも言われています。
その逆のAさんとCさんはDNAの構造が近く、無意識に反発しあう関係ということのようです(これは近親同士による出産が劣性遺伝子を引き継ぐ可能性が高くなることとも関係がありそうですね)。
そのようなことから自分のDNAをしっかり受け継ぐお子さんに、お母さんは「臭い!」となってしまうのかもしれません。
また、同じお子さんでも父親のDNA構造に近ければ、お母さんは「いい匂い」となることでしょう(#^.^#)
ただしこの話し、しっかりとした学説は知りませんのでご了承くださいm(__)m