こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
先日、歯科衛生士会の活動で『はつらつ健康教室』のお手伝いをしてきました。
介護認定を受けていない65歳以上の方へ4月頃に蒲郡市よりアンケート用紙が配布され、その中で口の機能について3項目の質問がありました。(口の機能以外にも、別に運動機能の項目もありました。)
1. 半年前に比べて固いものが食べにくくなりましたか?
2. お茶や汁物等でむせることがありますか?
3. 口の渇きが気になりますか?
◆上記の内、2項目以上にあてはまる方を選定して『はつらつ健康教室』は開催されました。
以前ここのブログに述べたように、お口の健康は全身の健康につながるということで、参加者はいつまでもお元気でいられるよう「健口体操(けんこうたいそう)」などを週に1回3ヶ月にわたり、おしゃべりやゲームも取り入れて楽しく覚えていただき、ご自宅でも実践してもらえるよう指導します。
この教室には、地域包括支援センターのケアマネージャーさん2名、社会福祉士さん2名、看護師さん3名と他職種の協力があり成り立っています。
歯科衛生士のお手伝いは、参加者の口の中の機能を診ます。
1.歯や義歯(入れ歯)の汚れ 2.舌の汚れ 3.口の中の乾燥 4.表情の豊かさ
5.会話(発音) 他4項目の計9項目を診ていきます。
例えば… 歯や義歯の汚れ⇒歯みがき・義歯の清掃法の指導を。舌や頬の筋力が衰えても口の中は汚れやすいので、口の周りの筋力を鍛える体操を。
口の中の乾燥 ⇒毎日の水分量・薬の副作用が原因ではないか?唾液腺マッサージやよく咬むことを指導。
会話(発音) ⇒唇や舌の筋力は劣っていないか?あれば筋力強化の体操を。唾液が少ないのが原因か?唾液が潤うと発音がスムーズになるので、唾液腺マッサージを。
と、個々に症状や原因が違うこともあるので、その方に問題点を挙げて改善できるよう、それぞれにプランを立てていくお手伝いをしていきます。
以前はその後の体操も歯科衛生士がやっていましたが、市の財政上(~_~;)看護師さんにやっていただいています。
そして3か月後…どのように効果が表れたか、最初と同様にチェックしていきます。
最初の3項目の質問で2つ以上あてはまる方、ご相談いただければご指導いたします。