明日10/29(土)は所用のため休診させていただきますので、ご了承くださいm(__)m
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さて、昨日の木曜日は午前中のみ診療させていただきました。
午後からスタッフみんなで研修会を受けに行きました。
愛知県保険医協会主催の医療安全管理研修会で、テーマは『医療メディエーション~日常業務から医事紛争まで~』です。
安城更生病院の神経内科部長兼医療安全部長で、日本医療メディエーター協会の理事・東海支部代表の安藤哲朗先生のお話でした。
医療の安全管理は、○医学や医療の質を問う「クオリティマネジメント」、○人というものはどうしても間違うことがある「エラーマネジメント」、○インフォームドコンセントなどの「コンフリクトマネジメント」の大きく3つに分けられます。
今回は最後のコンフリクトマネジメントについて中心にお話しされました。
コンフリなんちゃらって何?と思われますよね(^_^;)コンフリクトとは「紛争」と訳されることが多いそうです。
昨日お話を聞いた私が簡単に説明すると、医療者の考えと患者さんの思いのすり合わせが大切で、医療者と患者さんが対話することで、共に病気と闘うパートナーになるということです。
逆を言えば、医療事故もミスもないのに悪い結果と不信感で医療紛争が起きる。
例えば、外来で長く待たされた・受付の態度が悪い・医師が横柄だったなどに加え、治療結果が悪い場合は爆発の可能性があります。
でも、これが事前の信頼があり、親切な対応をされていれば、治療結果が悪くても患者さんは受け入れられる、納得しやすい。
本来、医療者と患者さんの間にメディエーターという中立の立場の者がいるのがベストだが、医療者自身の中にメディエーターの役割をする部分を持つことでお互いの意見や思いを傾聴する関係に持っていくことになる。
高圧的なパターナリズムの時代は終わり、パートナーシップの時代になっていってますよ…とのことでした。
一言で言うと「対話が医療を救う」でしょうか。
私の説明ではいまいちですが、安藤先生のお話はとてもわかりやすく、興味深く拝聴させていただきました。
今後の診療に活かせれたらと思います。