こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
みなさん、今までに歯石のお掃除をされたことがありますか?
その歯石のお掃除をする前にやるのが、歯周ポケットの測定です。
歯ぐきの健康(状態)を調べるために、歯と歯ぐきの境目の溝の深さを測ります。
歯周ポケットの深さの測定には、プローベという器具を使用します。
このプローベを歯周ポケットに挿入していきます。
↑写真のように先端に目盛がついています。(このプローベの場合、先端から3mm、6mm、8mm、11mmと目印になるようになっています。)
これがどの位置まで入っていくかで、歯周ポケットの深さがわかります。
初診や再初診(検診などで久しぶりに来院のなど)には大抵行いますので、その際には耳を傾けて聞いてみてください。
歯1本ずつ差し込みながら「○(mm)」と言っているのがわかるかと思います。(「右上から4、2、3…」⇒右上の一番奥から歯周ポケット4mm、その左横が2mm、そのまた左横が3mm…といった感じです)
ポケットの値は、正常範囲は2,3mm程度まで
4~5mmは軽度、5~7mmは中度、7mm以上は重度の歯周病となります。
重度の歯周病になると、歯を支える骨(歯槽骨)がなくなり歯がグラグラします。
また歯周ポケット測定に続いて、動揺度(歯のグラグラ加減)も調べています。
こちらは、0~3度に分類されます。
0度は0.2mm以下、1度は0.2~1.0mm、2度は1.1~2.0mm、3度は2.1mm以上揺れるということです。
これらの数値とレントゲンで歯槽骨の状態を確認し、それを元に患者さんに合った歯周病の治療計画が進められていくことになります。