ブログBlog

お口の健康=全身の健康

こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 前回『8020運動』の話の中で、「お口の健康は全身の健康につながる」ことをお伝えしました。 今回は、口の病気や細菌が全身に及ぼすお話しです。 歯垢1mg中には、1億個以上もの微生物が潜んでいます。 歯磨きを怠ると細菌の数は増え、虫歯や歯周病などの口の病気だけでなく、細菌に汚染された唾液などを誤嚥(ごえん)(誤って気管や肺に入ること)で肺炎を引き起こします。 これを誤嚥性肺炎といい、死に至ることもあります。(高齢者に多いです。) 歯周病の方は、心臓病にかかるリスクが健康な人の2倍も高いといわれています。 他にも、糖尿病があると歯周病になりやすく、その逆に歯周病があると糖尿病が悪化しやすいことも最近わかってきました。 そして意外なのが、風邪やインフルエンザも口の中の細菌が関わっているのです。 口の中の細菌が出す酵素によって、のどの粘膜が荒れて、風邪やインフルエンザウィルスがのどの粘膜にくっつきやすく、体内に入り込んで発症してしまいます。 歯磨きがいかに大切か、そしてお口の健康が全身の健康につながることをご理解いただけましたでしょうか?
[`evernote` not found]