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フッ素のお話

こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。 前回、虫歯予防のためにフッ素を、とお話ししました。今回は、もう少し詳しく「フッ素」についてお話しします。 フッ素は、歯を強くするお薬です。緑茶・イワシ・リンゴなどの食品にも含まれていますが、虫歯予防のためには食品からだけでは不十分です。そこで、毎日自宅でフッ素入りの歯磨き剤を使用することをおススメします。かよ歯科クリニックでは、子供さん用にいろいろな味の歯磨き剤を置いています。 こども歯磨き剤 使い方は市販の歯磨き剤と一緒ですが、フッ素入りの歯磨き剤の場合、磨いた後は少量の水で軽くすすぐようにして、すすぎすぎないようにしましょう(すすぎすぎるとフッ素もとれてしまいます)。あと、歯磨き剤が苦手なお子さんや口をすすぐことのできない方には、こちら↓を薦めています。 フッ素配合スプレー まず、歯ブラシで何もつけずに磨いたあと、歯ブラシにスプレーしてお口の中全体に行き渡るようにします。そのあとはすすがないでおきます。 よく聞かれる質問が「フッ素入り歯磨き剤を使えば、歯医者さんでフッ素は塗らなくてもいいの?」、「学校でフッ素洗口しているけど、歯科医院に行ってまでフッ素を塗るの?塗りすぎじゃない?」と尋ねられます。フッ素入り歯磨き剤や洗口剤と、歯科医院でのフッ素は濃度が違うので、年に3~4回定期的に塗るには問題はありません。 生えたての歯は、弱くて虫歯になりやすい反面、フッ素を取り込みやすいといわれています。 奥のかみ合うところ、歯と歯の間や歯と歯ぐきの境などは、歯ブラシが届きにくく虫歯のなりやすいところです。プロの手で隅々まで丁寧にフッ素を塗っていきます。 ただ一つ気を付けていただきたいことは、フッ素を塗れば絶対に虫歯にならないということはありません。しっかり歯磨きをして、お口の中をいつもきれいにしておくことが、フッ素の効果を高めることになります。 市内のとある中学校において、新入生の歯科検診が行われました。この中学校に入学したのはA小学校とB小学校。A小は、小学校入学時より6年間毎年定期的にフッ素洗口を実施し、B小は特に何もしていませんでした。中学校での検診の結果は、あきらかな差が出たそうです。フッ素効果…侮れませんよ~(#^.^#)
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