こんにちは、かよ歯科クリニック歯科衛生士の小池です。
7月4日(木)の中日新聞に『アルツハイマー病 マウス実験』という記事が載っていました。
歯を失うと、アルツハイマー病の病状が悪化するということを、マウスを使った実験で発見したそうです。
アルツハイマー病と歯の本数との関係は、今まで人を対象にした統計的調査では知られていました。
今回、医学的に確かめたのは初めてということです。
実験では、奥歯を抜いたマウスと抜いていないマウスを同じように4か月飼育し、その後脳を解剖すると、奥歯を抜いたマウスの脳は記憶をつかさどる部位「海馬」の細胞数が減少していたそうです。
ということは、歯を失われるのを予防することで、アルツハイマー病の進行を遅らせる可能性があるということです。
そのためには、定期的に歯科医院を受診し、早期発見・早期治療で歯の健康を維持することや、もし歯を失ってしまっても義歯やブリッジ、インプラントなどを利用して、奥歯でかめる状態を作ってあげることが大切になります。
その際、ご自分が義歯・ブリッジ・インプラント…どの治療が適切かご相談に乗りますので、お気軽にお声をかけていただければと思います。