今週の木曜日、名古屋の愛知県がんセンターへ行ってきました。
ここのブログにも連載してきた医歯薬連携事業の口腔管理医療連携モデル事業研修会に補足される説明会に出席してきました。
私が医科大学病院に勤務している頃(およそ10年程前)は、口腔管理に対して重要視されていなかったことを覚えています。
歯科大学病院ではなく医科の大学病院なので、様々な医科の医局があります。
もちろん口腔管理に対して病棟によっては、医師によっては、協力的・積極的に行ってくれる方もいましたが、ほとんどの看護師・医師は「面倒だ」「そんなことまで手が回らない」と口の中のことなんて関係ないといった感じの態度で、がっかりすることも多々ありました。
今回の診療報酬改定で、国も口腔管理に対して「重要である」と認め、この事業で少なからず以前よりは多くの医療従事者が口腔管理の重要性を認識いただけるとうれしいです。
友人のお父さんに胃がんが発覚しました。
口腔管理の大切さをわかっている友人は、入院・手術までに時間があったので歯科の受診を勧め、お気に入りの歯ブラシをプレゼントしたそうです。
このように病院の医師から言われなくても、ガンと知ったら歯科を受診する方が増えるよう、一般の方々にも増々口腔管理の重要性が広まることを心から願います。
これまで口腔管理医療連携モデル事業研修会についてお話ししましたが、これはレベル1となります。
より詳しいレベル2が12月より開催されます。
参加することができたら、またお話しできればと思います。